【保存版】副腎疲労が治らない理由の盲点

 

 

 

 

 重度の副腎疲労(コルチゾール分泌が著しく脆弱)にフォーカスして。

 

 

 

 

 


1.炭水化物が足りない


人間は生きているだけで1日に144g以上の糖を確実に消費します。
なので、食べることができる人は我慢せず炭水化物を1日あたり糖質量換算で150g食べましょう。
お米なら400gです。

 

糖質量換算で最低でも1日あたり50g以上を目標に。

75g-100gあたりでも十分に効果が出る人もいるようです。


ただしコルチゾールが適正じゃない人は糖代謝がうまくいかないことが多いので炭水化物を食べることに苦労があるケースも多いでしょう。
そこは個別の対策が必要です。

 


外から糖を補給しなくても人間は体内で必要な糖を作り出せます。
これを糖新生といいます。
が、副腎疲労の人は糖新生に頼らない時間を増やすことで副腎に回復の時間を与えることが望ましいです。

炭水化物を食べることが糖新生に頼らない時間を増やすことに大切です。

 

 

 

 

 

 


2.摂取カロリーが足りない

 

栄養素が満ちていても摂取カロリーが足りないければ治る方向にシフトしません。

食べ物やサプリメントの質は素晴らしいのに摂取カロリーが足りないケースがあるようです。

 

性差、体格差、個人差がありますが、男女ともに最低でも1500kcalは食べましょう。
といっても1日あたり1500kcalというのは60歳以上の方の基礎代謝なのでまったく足りないレベルです。
が、重症の副腎疲労は食欲がなくなりますので1500kcalを最低ラインにしています。
食べられる人はもっともっと食べましょう。

 

ちなみに、カロリーの割合は次のような分配率にするとうまくいくケースがあるようです。

炭水化物20-40%
タンパク質20-35%
脂質40-60%


上の割合でいくと1500kcalという最低ラインでさえも炭水化物は糖質量換算で75g必要という計算に。

1500*0.2=300kcal
糖質1g=4kcal
300kcal/4=75g

 

low carb dietは副腎疲労が重いときは絶対に避けるべきです。

 

重症度によってはカンジダ除去の最中でさえ75g程度の糖質量は確保します。

 

 

炭水化物をどれだけ食べられるのかによってタンパク質資質の割合を決めていくのがよいでしょう。

 


正直、いわゆるデブの人が重度の副腎疲労をわずらうイメージは余りありません。
食べられる人、太れる(同化できる)人は治りも早いものです。

 

痩せ型の人が摂取カロリーを増やすのは苦しいことなのですが、そこを乗り越えないと。

 

 

 

 

 

 

 

3.ヒドロコルチゾン(コートリル)を使うリスクを取れない

 

ステロイドを使わないと前に進めないケースがあるようです。

 

少なくとも働けないような方は、自由診療のクリニックにいくなり、

自宅で唾液コルチゾール検査をするなりしてヒドロコルチゾンコートリル)を使う選択肢を考えてみるべきです。

 

 

どうしても唾液コルチゾールを受ける余裕が無い人は個別に対策が必要かもしれません。

ヒドロコルチゾンそのものは意外と安いもので、1ヶ月1500円くらいで収まります。 

 

ステロイドは怖いものですが、それでもリスクをとりに行かなければならないときもある。
ステロイドを使うリスクとステロイドが無いと治らないリスク、どっちが怖いか。

 

 回復を螺旋状に考えた時に何かがスイッチにならないといけないわけですが、螺旋の始点にどうしても必要なアイテムかもしれません。 

 

 

 

 

 

 

 

4.甘いものがやめられない

 

正しい炭水化物(お米、茎菜類)以外の糖分がやめられないと厳しいでしょう。
小麦製品、加工食品、パスタ、お菓子、カップラーメン、etc。

 

甘いものがやめられない理由はいろいろあります。

 

カンジダの仕業かもしれませんしビタミンミネラルの何かが足りないのかもしれません。

あるいは正しい炭水化物からの糖が足りないからかもしれません。

 

個人的には、日本で庶民が買える果物もアウトだと考えます。

 

 

 

 

5.食物アレルギーを特定できない除去できない

 

 

 

6.HCLサプリメントを使っていない

 

胃酸が足りないとタンパク質はもちろん、ビタミンミネラルの吸収率が落ちます。

HCLは胃酸を補います。

血液検査でペプシノーゲンⅠが50前後の人はマストアイテムです。

 

ストレス過多のとき胃痛がするのはコルチゾールがガストリンを増やすからです。確か。

 

コルチゾールが増えると胃酸も増えます。

ということはコルチゾールが減ると胃酸も減ります。

なので重症の副腎疲労の方は胃酸のサポートが必要なのです。

 

胃酸が減った状態では栄養吸収に関していろいろ問題が出てきてしまいます。

 

ストレスが高い時、なぜ胃酸が増えるのか。

 

胃酸といえば食べ物を消化する役割のイメージ。

ストレスがかかるときは食べ物を受け入れる方向とは逆に働くはずなのに。

 

それは胃酸に殺菌能力があるからだろう。

ストレス時に胃酸が増えて胃痛がするのは殺菌能力を高めて身を守ろうとする防御反応なのかもしれない。

 

 

7.アマルガムが入っている

 

 

 

8.消化酵素が足りていない

 

消化酵素サプリメントの服用量が足りていないかもしれない。

1度に5粒を5回。

そういう使い方をしてもかまわない

 

もともとの自分の体型から消化酵素が足りていないかもしれない。

そのうえで重度の副腎疲労によってすい臓の働きが鈍くなり消化酵素がさらに不足してしまっているかもしれない。

消化酵素がたりなければ食べたものが同化できない。

同化できなければ回復は無い。

 


Low levels of digestive enzymes can actually cause your body to starve 
even if you’re eating lots of food.
Without enzymes, your body can’t process the nutrients and vitamins in the food you eat,
so the food passes through your system without leaving any benefits behind.
消化酵素の低レベルは、実はあなたの体が飢える原因になることがありえます 
たとえあなたがたくさんの食物を食べているとしても。
酵素なしで、あなたの体はあなたが食べる食物の栄養分とビタミンを加工することができないので、食物はどんな利益でも残すことなくあなたのシステムを通過します。

 


Adrenal fatigue may also shut down the creation of digestive enzymes that
provide energy through our metabolic processes of proper digestion and assimilation of dietary nutrition
so you might not be absorbing the amino acids, essential fatty acids, vitamins and minerals in our food properly.

 

【重要】キレーション点滴(DMPS/EDTA)の推移

 

 

 

 

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 ↑アマルガムamalgam fillingsの存在があったためDMPSが効果的だった症例。

 

 

 

水銀と副腎疲労はほとんど関係が無い。
水銀を治らない理由にしてはいけない。
治せない理由にしてはいけない。

 

アマルガムの経験があるとき、水銀は副腎疲労の理由になる可能性がある。
キレーションすることなしにアマルガムを取り除くだけで劇的に改善するケースもある。

 

アマルガム以外、副腎疲労を引き起こすほどの水銀が蓄積することは事実上ありえない。

アマルガム経験者以外、キレーションで副腎疲労の改善は起こりえない。

それか歯科勤務。


MTHFR677T/Tによる水銀蓄積は副腎疲労が起こるずっと前の段階で自閉症的症状を呈しているはずである。


患者側から観て。
そろそろ重金属に誤魔化されるの抜け出しませんか?

水銀に原因を求めている限り、医師の養分。

 

 

 

 

 

 ■3/2014(DMPS+EDTA+GSH+VB12)

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■9/2014(DMPS+EDTA+GSH+VB12) 

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思えば、ここでこういう結果が出てしまったことが水銀に原因を求め続ける日々の始まりでした。

これは都心で受けた検査ですが、このあと地元の自由診療の医師を探しDMPSを輸入してもらいます。

 

そして、このあとの3ヶ月で30回前後のDMPS点滴を受けます。

結局、まったく良くなっていかないのですが(笑)

 

良くなっていかないにもかかわらず、

まだまだたまっているはずだ、

水銀は出せば出した分だけもっと出るようになるんだと信じていましたw

 

 

 

 

 

■11/2014(DMPS)

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同時期にポルフィリン検査を受け、水銀による影響は少ないという結果が出ましたが、まだまだ水銀は潜んでいるんだと水銀街道を突き進みます。

 

 

この時期の入れ込み具合はすごかった。

週2回、DMPS点滴を打ち、その合間にチオラも飲むという荒業。

とにかくすべて水銀デトックスでうまくいくと信じていたのですね。

 

 

 

 

■1/2015(DMPS)

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 ■3/2015(DMPS+EDTA+GSH+VB12) 

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 この時期には5mthf(活性葉酸)を5-15mg/day摂取し「解毒するんだ」と意気込んでいました。不眠や過敏という副作用にも耐えられていました。

希望があったから。

葉酸が水銀を出してくれるんだと信じていたから。

 

 

 

 

 ■5/2015

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7ヶ月くらいで40回ほどのキレーション点滴を受けました。

が、体感はたいした改善を感じなかった。

 

水銀キレーションではさっぱり副腎疲労が改善しなかった例。

 

副腎疲労が治らない理由を「水銀が潜んでいるから」としか思えずお金と時間と人生が流れていった失敗談として残しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

副腎疲労が治らない理由が重金属(特に水銀)蓄積と言われたあなた。

アマルガムの経験はありますか?

 

アマルガム経験なしに副腎疲労の主要因になるような水銀蓄積は(ほぼ)起きません。

キレーションで劇的に体調が改善するようなケースはアマルガム経験がある人のみです。

 

医師にとって水銀は自律神経失調症精神疾患と一緒です。

ゴミ診断であり時間稼ぎだりプライドを守るための逃げ道です。

 

 

その費用、ほかのことにまわしませんか?

 

 

 

ただし良い面もあるかもしれない。

重金属を排出できる身体を目指すことは結局副腎疲労の治療と重なる部分が多々あるからだ。

(かなり好意的な解釈ではありますが)